明治安田生命 J1第33節 鳥栖2-1横浜FM [ベアスタ]
小野裕二は、スタメン出場。
ホームの鳥栖は国際Aマッチデー前に行われた前節の神戸戦(△0-0)から先発3人を変更。DF安在和樹、FW趙東建、FW小野裕二が入り、FW金崎夢生はベンチスタートとなった。
立ち上がりはF・トーレスにボールを集める鳥栖が主導権を握った。小野裕二も前半7、14分とシュートを放つもゴールを奪えず。
すると、先にスコアを動かしたのは横浜FMだった。前半29分、右のハーフスペースでFW仲川輝人が前を向き、スルーパスをMF大津祐樹がダイレクトで折り返すと、中央で合わせたのはFW伊藤翔。長崎戦に続いての連続ゴールで今季8点目を記録した。
横浜FMの1点リードで迎えた後半3分、MF天野純の右CKに合わせた伊藤のヘッドはGK権田修一がビッグセーブ。
鳥栖は直後の同4分、セットプレーの流れからDF高橋祐治が決定的なシュートを放ったが、こちらはGK飯倉大樹が片手一本で防ぎ切った。同8分、鳥栖は趙東建を下げて金崎を投入した。
すると同25分、鳥栖はMF福田晃斗のクロスがイッペイ・シノヅカの手に当たってPKを得る。キッカーは金崎。力強いキックを左上に蹴り込み、同点に追いついた。
勢いに乗る鳥栖は後半33分、ここまで何度もシュートを放ちながらも不発に終わっていた世界的ストライカーがついに目覚めた。
中盤でのボール奪取から金崎がワンタッチで流すと、うまくおさめたF・トーレスが相手をかわして右足を一閃。今季3点目を豪快にゴール左隅に叩き込み、鳥栖が勝ち越しに成功した。
横浜FMは後半41分、DF松原健に代えてFW久保建英を投入し、反撃を試みる。しかし、そのままスコアは動かずタイムアップ。夏に補強した強力な2トップが躍動した鳥栖が勝ち点3を獲得し、16位以上でのフィニッシュを確定させ、J2自動降格を免れた。