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明治安田生命 J1第22節 川崎F-鳥栖 [等々力]

By | 2018-08-15T21:58:25+00:00 2018-08-15|

明治安田生命 J1第22節 川崎F-鳥栖 [等々力]

小野裕二は、スタメン出場。

ミッドウィークのナイトゲームだが、お盆休みのこの日は24390人の観衆が集まる大盛況となった。鳥栖は前節浦和戦(○1-0)で先発したDF吉田豊がメンバー外となり、DF藤田優人が代わりに入った。

 立ち上がりから主導権を握ったのは川崎F。コンパクトな4-4-2のブロックで中央を固めて守る鳥栖に対し、DF登里享平とDFエウシーニョが高い位置を取って押し込むと、ボランチに戻してからのミドルパスやサイドを突破する小気味よいワンツーでPA内に進入する場面を立て続けにつくった。

勢いを強める川崎Fに対し、鳥栖も敵陣で相手をファウルを誘ってゴールに近付く。だが、FW金崎夢生、F・トーレスの2トップはなかなか自由にさせてもらえない。

鳥栖は同44分、F・トーレスのポストプレーからMF小野裕二が左PA角で倒されてFKを得ると、原川のキックはGKチョン・ソンリョンが横っ飛びでパンチングした。

 スコアレスで折り返した後半も川崎Fが先にチャンスをつくる。7分、右サイドで高い位置を取った中村が左足シュートで権田を強襲。すると8分には鳥栖に決定機が訪れた。チョン・ソンリョンのキックミスに対し、F・トーレスがヘディングで競り勝って藤田に渡すと、クロスに小野裕二がボレーで合わせたが、ボールは大きく上へと外れた。

後半23分すぎには前半に続き飲水タイムを実施。中4日での高温多湿試合だが、両チームのベンチはなかなか動かず、川崎Fがしばらくペースを握り続けた。

同31分、鳥栖がようやく初めての交代。原川に代わってMF高橋義希がピッチに送り出された。

 川崎Fは後半35分、縦に抜けた小林が相手DFをかわしてシュートしたが、またしても権田がビッグセーブ。同36分に鳥栖は小野裕二を下げてDF安西和樹を投入した。すると同37分、川崎Fは鈴木が決定的なシュートを狙うも枠を外れた。

 一方的に攻め続ける川崎Fは45分には齋藤の縦パスから知念が右足で狙ったが、終始安定したプレーを見せていた権田が難なくセーブ。同アディショナルタイム4分には、川崎Fがゴール正面20m弱の位置でFKを獲得する。キッカーは大島。鋭いキックで狙ったが、これも権田が立ちはだかり、ここでタイムアップ。耐えがたきに耐えた鳥栖が価値あるスコアレスドローに持ち込んだ。

今夏から鳴り物入りで加入したFWフェルナンド・トーレスが初のフル出場を果たした。