J1第13節 鳥栖3-1清水 ベアスタ
小野裕二は、スタメンで出場。
2日の前節・札幌戦を1-2で落とし、7連敗を喫した鳥栖は、その試合から2人を入れ替え、MF高橋秀人とFW田川亨介を起用。
『レディース・デー』と称し、つつじの花がプリントされた特別ユニフォームを着用して連敗ストップを狙う。
鳥栖は前半10分、PA左でパスを受けたMF原川力が中央へ折り返すと、MF河井陽介の手に当たってPKを獲得。
キッカーを務めた原川がゴール右下に蹴り込み、GK六反勇治の手を弾いて先制のゴールネットを揺らした。
早々に先制を許した清水だが、すぐさま同点に追いつく。
前半16分、右サイドでDF飯田貴敬が縦に仕掛け、対峙した相手を振り切って低い弾道のクロスを入れる。
ゴール前を横切ったボールは味方には合わなかったが、ファーサイドのDF小林祐三のオウンゴールにより、1-1と試合を振り出しに戻した。
ホームで連敗を止めたい鳥栖。
積極的にゴールに迫ると、前半26分に勝ち越しに成功する。
左サイドからDF吉田豊がクロスを上げ、うまく相手の前に入り込んだFW小野裕二が打点の高いヘディングシュートを叩き込み、2-1。
前半を1点リードで折り返した。
2点ビハインドの清水は後半16分に2枚替えを敢行。竹内とMF石毛秀樹を下げ、MF白崎凌兵とFWミッチェル・デュークを投入。
直後から清水がボールの主導権を握り、押し込み始める。
24分には、PA中央へ送られた絶妙な浮き球パスに鄭大世が反応。懸命に右足を伸ばしたが、わずかに届かなかった。
鳥栖は後半27分に安庸佑をDF藤田優人、30分に田川をFWビクトル・イバルボに代え、リズムを変えようとした。
しかし、33分に小野裕二が2枚目のイエローカードを受けて退場。
残りの時間を10人で戦うことになった。
それでも、最後まで集中した守りで清水に得点を許さず、3-1で勝利。連敗をついに止め、8試合ぶりの白星を飾った。