J1第11節 G大阪3-0鳥栖 吹田S
小野裕二は、スタメン出場
5連敗中の鳥栖は、前節・川崎F戦(0-2)からスタメン1人の変更にとどめ、DF小林祐三に代わってDF鄭昇炫がスターティングメンバーに名を連ねた。
16位鳥栖(勝ち点8)と17位G大阪(同7)の下位対決。
鳥栖は前半13分、左サイドでFKを獲得し、MF原川力が右足でインスイングのボールを蹴り込む。
すると、そのままゴールに向かうが、GK林瑞輝に弾き出された。
スコアレスで折り返した後半5分、鳥栖ベンチが早くも動き、MF高橋義希に代えてDF藤田優人を投入した。
15分には、PA手前での混戦からFW小野裕二が右へ展開。
MF福田晃斗が上げたクロスを相手と競り合いながら小野裕二がヘディングシュートを放つが、惜しくもクロスバー上を越えた。
後半立ち上がりから鳥栖が積極的にゴールに迫っていた。
しかし、先制点はG大阪に生まれた。
23分、ハーフェーライン付近の右サイドから遠藤が前方へパスを送ると、藤本がつぶれて倉田につながる。
倉田は反転からPA右手前までボールを運び、そのまま左足を一閃。
鮮やかなシュートが左サイドネットに突き刺さり、G大阪が背番号10の今季公式戦初ゴールで試合を動かした。
後半37分、G大阪はキープレイヤーとなっていた米倉に代えてMF食野亮太郎を投入。
すると、直後にG大阪がゴールネットを揺らす。
倉田のパスを受けたファン・ウィジョが細かいタッチで相手をかわし、PA中央から右足を振り抜く。
これがGK権田の手を弾いてゴール右隅に吸い込まれ、2-0。
後半41分には、途中出場の鳥栖FW趙東建がピッチに倒れ込み、そのまま担架で外に運び出された。
鳥栖はすでに交代カードを使い切っていたため、残りの時間を10人で戦うことになった。
アディショナルタイム1分には、マテウスが強烈ミドルでJ初ゴールを挙げ、G大阪が3-0で勝利。
下位対決を制し、鳥栖と入れ替わる形で16位に浮上した。